どちらも五感と指先をたくさんつかいます
モンテッソーリ教育には “感覚教育” という分野があります。27種類の教具に触れながら、五感を育みます。教具は教師が与えるものではありません。子どもたちが、自分が興味を引かれる教具を手に取り、教師の提供(使い方を教師がやってみせる)を経て、その後は子ども自身が試行錯誤しながら教具と仲良くなります。
リトミックは、聴いたことを自分で判断し、体を動かします。リズム運動をすることで、バランス、感性、想像力、創造力、表現力など、心身を総合的に養います。音楽と身体的動作を組み合わせて感覚機能を高めていきます。
ソルフェージュは、楽譜の読み方や音楽の基礎を通して、論理的思考力 を育みます。
子どもは小学校を前に論理的思考ができるようになってきます。論理的思考ができ始めると、抽象概念がなんとな分かってきます。でもまだ、大人の言う「一般的に~」などは理解できません。また小学校4年生くらいからは、学習内容も具体的なものから抽象的なものへと変わっていきます。音楽を通して、楽しく論理的思考力を高めていきませんか。
ーモンテッソーリとダルクローズー
モンテッソーリ教育を考案した マリア・モンテッソーリ(1870年-1952年)と、リトミックを考案したエミール・ジャック=ダルクローズ(1865年-1950年)は、同時代にパリとローマという地理的にも近いところで教育を行っていました。
モンテッソーリはリトミックについて「子どもの人格を大いに尊重し、強いられた姿勢から身体をほぐす」と高く評価し、ダルクローズも「モンテッソーリによる聴覚を用いた感覚教育について評価する」と、お互いに影響を受けあっていました。
ー動と静の組み合わせで、心身共に健康にー
リトミックとモンテッソーリ教育の共通点は、「生理学」を教育法の根底に置いたところです。同時代の流れの中で生まれた、リトミックの「動」で楽しく体を動かし、モンテッソーリの「静」でじっくり集中した活動をします。「動」の遊びのあとに「静」の活動をすると、集中力が高まります。また「動」と「静」の活動を繰り返すことで、情緒も安定してくるんですよ。
ーゆっくり、何度も、繰り返し、
子どもが自分で“方法”を獲得できるよう、信じて待ちましょうー
そしてモンテッソーリ教育とリトミック、ともに共通する人物が小林宗作先生です。あまり耳なじみがありませんね。では「窓際のトットちゃん」の先生というと少しイメージしやすいでしょうか?黒柳徹子さんの小学校時代の校長先生です。
小林宗作先生はリトミックを日本に紹介したことでは有名ですが、じつはモンテッソーリ教育も日本に紹介し、トモエ学園を作る前に関わっていた成城幼稚園の見取り図には、モンテッソーリ教具の部屋、があったそうです。-小林宗作抄伝ートットちゃんの先生 金子巴氏の話を中心に/佐野和彦 著ー
小林先生は
「どんな子も、生まれた時にはいい性質を持っている。それが大きくなる間に、いろいろな周りの環境や、大人たちの影響でスポイルされてしまう。だから早く、この「いい性質」を見つけて、それを伸ばしていき、個性のある人間にしていこう」というのでした。ー窓際のとっとちゃん あとがきよりー
モンテッソーリは
「子どもは成長する体と展開する精神を備えています。私たちは謎につつまれた子どもの潜在能力を形骸化したり、押さえつけたりしてはなりません。ただ、その能力が次々に現れ出るのを待たなければなりません。」ー「子どもの発見」マリア・モンテッソーリ著よりー
子どもは自分で考えながら、日々、自分を育てています。
そんな子どもたちを信じて、お教室では
じっくり成長を待ちたいと思います。
リトミックは、聴いたことを自分で判断し、体を動かします。リズム運動をすることで、バランス、感性、想像力、創造力、表現力など、心身を総合的に養います。音楽と身体的動作を組み合わせて感覚機能を高めていきます。
ソルフェージュは、楽譜の読み方や音楽の基礎を通して、論理的思考力 を育みます。
子どもは小学校を前に論理的思考ができるようになってきます。論理的思考ができ始めると、抽象概念がなんとな分かってきます。でもまだ、大人の言う「一般的に~」などは理解できません。また小学校4年生くらいからは、学習内容も具体的なものから抽象的なものへと変わっていきます。音楽を通して、楽しく論理的思考力を高めていきませんか。
ーモンテッソーリとダルクローズー
モンテッソーリ教育を考案した マリア・モンテッソーリ(1870年-1952年)と、リトミックを考案したエミール・ジャック=ダルクローズ(1865年-1950年)は、同時代にパリとローマという地理的にも近いところで教育を行っていました。
モンテッソーリはリトミックについて「子どもの人格を大いに尊重し、強いられた姿勢から身体をほぐす」と高く評価し、ダルクローズも「モンテッソーリによる聴覚を用いた感覚教育について評価する」と、お互いに影響を受けあっていました。
ー動と静の組み合わせで、心身共に健康にー
リトミックとモンテッソーリ教育の共通点は、「生理学」を教育法の根底に置いたところです。同時代の流れの中で生まれた、リトミックの「動」で楽しく体を動かし、モンテッソーリの「静」でじっくり集中した活動をします。「動」の遊びのあとに「静」の活動をすると、集中力が高まります。また「動」と「静」の活動を繰り返すことで、情緒も安定してくるんですよ。
ーゆっくり、何度も、繰り返し、
子どもが自分で“方法”を獲得できるよう、信じて待ちましょうー
そしてモンテッソーリ教育とリトミック、ともに共通する人物が小林宗作先生です。あまり耳なじみがありませんね。では「窓際のトットちゃん」の先生というと少しイメージしやすいでしょうか?黒柳徹子さんの小学校時代の校長先生です。
小林宗作先生はリトミックを日本に紹介したことでは有名ですが、じつはモンテッソーリ教育も日本に紹介し、トモエ学園を作る前に関わっていた成城幼稚園の見取り図には、モンテッソーリ教具の部屋、があったそうです。-小林宗作抄伝ートットちゃんの先生 金子巴氏の話を中心に/佐野和彦 著ー
小林先生は
「どんな子も、生まれた時にはいい性質を持っている。それが大きくなる間に、いろいろな周りの環境や、大人たちの影響でスポイルされてしまう。だから早く、この「いい性質」を見つけて、それを伸ばしていき、個性のある人間にしていこう」というのでした。ー窓際のとっとちゃん あとがきよりー
モンテッソーリは
「子どもは成長する体と展開する精神を備えています。私たちは謎につつまれた子どもの潜在能力を形骸化したり、押さえつけたりしてはなりません。ただ、その能力が次々に現れ出るのを待たなければなりません。」ー「子どもの発見」マリア・モンテッソーリ著よりー
子どもは自分で考えながら、日々、自分を育てています。
そんな子どもたちを信じて、お教室では
じっくり成長を待ちたいと思います。